フランス④

 以下、当時、現地で書いた日記からの抜粋です。現在とは異なる情報もあるかと思いますが、ご容赦下さい。写真にピンボケのものが何枚かあります。その点も、ご容赦下さい。

 

『2006年9月28日 フランス:晴れ

 午前中、日帰りツアーでベルサイユ宮殿に行った。参加者はたったの2人。2日前は同じツアーで参加者が60人いたらしい。凄い差である。ベルサイユまで、車でパリから30~40分程。向かうバスの車中でガイドさんの話に聞き入った。以下、その中の一つのお話。ルイ13世は13歳で結婚させられたが、その後、奥さんに指1本触れずに25年間完全別居。跡取りができず、相続争いでまた戦争か!?と国民は心配していた。そんな折、ルイ13世が、急用で奥さんがいる城に一泊することになった。その噂を聞いた国民は教会に駆け込み、「どうか跡継ぎをお願い致します!」と神様に祈願。その翌年に生まれたのが、あのルイ14世! !・・現実と伝説の境界がよくわからないお話。

 ルイ14世は、4歳で即位し77歳で死去するまでの73年間王位にいて、ベルサイユ宮殿を着工から50年かけて完成させた王様。部屋数2500。フランス革命後、宮殿内の品物が全て競売にかけられたようだが、全て売り切るまでに4年半かかった程の品数。革命後、約200年放置されたため内部は荒れ放題だったが、現在100年計画で復元工事の真っ最中。あと数十年はかかるそうな。当時の一般大衆も中に入ることができたようで、入るための必要条件として「貴族の格好をする」ことが義務付けられていた。そのため、宮殿入口に貸し衣装屋さんが並んでいたそうな。当時の人にとっては、一種のテーマパークだなぁ。国王に直訴できる部屋なんかもあり、意外に開放的な空間だったようだ。全部、ガイドさんの話からの受け売り。

 ベルサイユ条約締結の場、「鏡の間」に入場。壁一面が鏡なので「鏡の間」。ルイ14世以前、鏡はイタリアのベネチアでしか作られておらず、ルイ14世がフランス国内で初めて鏡を作らせたらしい。その当時の鏡を使用しているとのこと。今日は特別に王様の寝室も見ることができた。金ピカのベッド。起床や就寝の儀式などもあり、一日中儀式づくしだったようだ。王様が「伝統だからしょうがないけど、めんどくせぇなぁ~」と内心思いながらここで儀式を行っていたんだろうなと勝手に想像。マリー・アントワネットの寝室なども見た後、広大な庭を散策。庭の端まで4km、庭にある池の幅1.6km。綺麗に整備されていて、ただただ圧倒された。

 昼頃パリに戻り、昼食後、オペラ座(オペラ・ガルニエ)見学。100年以上前の建築で、重厚感が半端ない外観。内部は金ピカ。その後、地下鉄(運賃はロンドンよりかなり安い)を乗り継いでエッフェル塔へ。一番上の展望台までの入場券を買い、エッフェル塔の中へ。エレベーターから外の景色がよく見える。どんどんどんどん上がっていく。2層目のところで一旦降ろされ、また行列に並ぶ。しばし待った後、別のエレベーターで今度は一気に天辺へ!パリ全体を一望できた。街の区画が整然と整っていて美しい。フランス人は街の景観を非常に大切にしていることが良くわかった。

 パリの美をたっぷり味わった後、オペラ座付近に戻りカツカレーを食す。しばし休憩の後、午後8時から10分間だけあるエッフェル塔の光の点滅ショーを見るため、エッフェル塔がよく見える広場に移動。午後8時、始まった始まった・・光のショー。光の一個一個が星の形に見えて幻想的。無心で眺め、パリに来て本当に良かった!と実感。その後ホテルへ。明日はルーブル美術館に行く予定。23時、就寝。』

         鏡の間

王様のベッド(だったはず。2022年7月2日記)

マリー・アントワネットのベッド(だったはず。2022年7月2日記)

オペラ・ガルニエ

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